元外資コンサルワーママの新生活@白馬

元外資系コンサルマネージャー。小2・小1の年子娘、柴犬・ゴールデンレトリバーを連れて憧れの白馬に移住。白馬村地域おこし協力隊。

子供のマスク着用について思うこと

皆さんご存知のとおり、コロナが感染症法上、第5類に引き下げられる方針で進んでいるようです。

コロナ5類引き下げ、今春にも…マスク着用の緩和も検討 : 読売新聞オンライン


そこで、加えてマスク着用の緩和についてもお話されているとのことですが、子供のマスク着用について私が思うことを共有できればと思います。

一応私自身未就学児(年長・年中)の母ですので、子供と言いつつも、実際は未就学児のマスク着用についてお話できればと思います。


結論、子供のマスク着用は不要だと思います。
なぜなら、こどもがマスクをしたところで感染を防げるわけがないと思うのと、失うものが多すぎる、という2点です。


まずは一点目について、完全なる持論ですが、マスクをしたところで子供同士の感染を防ぐことは難しいのではないかと思っています。
大人であれば、マスクをしているしていないに関わらず、咳・くしゃみをする際には顔をそらしますし、鼻水が出ている場合はティッシュできちんと吹きますし、手洗いも丁寧にできるかと思います。
お話をする際も適度な距離(パーソナルスペースは一般的にざっくり1mほどとのこと)を保ちますし、食事もお箸を使って食べるかと思います。

ただ、子供になるとすべての前提が変わってきまして、咳・くしゃみを他人の顔に向けてすることは当たり前、鼻水は手で拭き、その手も服で拭くか自然乾燥(石鹸で手を洗うわけではない)がデフォルトなのかなと思います。
また、基本子供同士は距離が近いので、遊具で抱き合いながら大声で話すなんて日常茶飯事です。
お友達とお互いの頬を触りあったり、おにごっこで体(洋服は手には鼻水がくっついている可能性大)も触りまくりますし、お手紙交換だの、持ち物の見せ合いだの、やりたい放題です。
マスクをしたほうが感染が防げる可能性が高まる、という点については反論しませんが、マスクをしたところでそこまで感染効果はないのではないかと思うのが1点目です。


2点目に関してですが、マスクをすることによって子供の成長過程で失うものが多すぎるのではないかという点です。
例えば長女は今年長ですが、入園式の直前にコロナが流行り、入園式がなくなった年代です。
そんな彼女は入園(登園自粛→時間差登園を経て年少の2学期ごろからやっと完全登園が始まりました)してからずっとマスク生活を強いられているので、先生も友達もマスクの下の顔はあまり見たことがないのかと思います。
マスクができない活動はあまり推奨されないとのことなので、習わせたかった合唱も結局習うことなく終わってしまいました。
日々の生活でも友達や先生の表情を見ることができなかったり、常にマスクが顔についているので大きな口を開けてお話ができない(娘だけかもしれないですが、基本的にもごもごしています)などとマスクによる物理的な弊害もあると思います。


もちろんコロナが流行り出した頃に、未知の死亡率が高い病からの感染を避けるという目的での外出制限やマスク生活は必要かと思いますが、それが3年経った今でも似たような制限のある生活をこどもの強いているのはどうなのかと思います。

大人であれば、感染予防のために自らマスクを着用する場合(例えば病院内など)、罰を避けるためにとりあえず着用する場合(例えばマスクをしないと入ることができない施設など)、などいろいろ考えて行動できますが、今の幼稚園児は集団生活を学ぶ場である幼稚園で「マスクしなさい」と言われ、自ら考えて反抗するなどできないのではないかと思っています。


結局はメリットデメリットを比べて考える必要があるかとは思いますが、少なくともこども(未就学児)については、どのような場面でもマスクの着用は不要かと思います(施設や幼稚園が強制するのもNG)。
各家庭でマスク着用の方針を決めて、こどもは家庭の方針に従えばよいのであって、政府・施設・園側が方針を決める必要はないのかと思います。
※一応厚生労働省は未就学児のマスク着用は「一律には求めていない」ようですね。
ということは、専門的知見を持っていないであろう施設・園が勝手に方針を決めているのでしょうか。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kansentaisaku_00001.html

 

一日でもはやくこどもたちに普通の日常が訪れることを祈っています。
※未就学児にとっては、普通の日常はもはや「戻ってくるもの」ではなく、「訪れるもの」だと思っています。。