先日子供の病気や用事で休みがちなワーママのしわ寄せを受けている男性のブログを読みました。
読みやすいブログなので、まずはご一読いただけたらと思いますが、簡単に要約すると、ワーママが抜けることによる穴をずっとカバーしないといけない。加えて、ワーママ自身のキャッチアップをサポートしないといけない。
会社に対しては散々エスカレーションをしているものの、取り合ってもらえる兆しはないとのことで、退職を決意したというお話です。
https://anond.hatelabo.jp/20230416015338
実際自分も2019年に復職してからずっと時短で働いており、一時期は週4日×5時間しか働いていない時もありました。
そんな経緯もあり、他人事ではないなと思い、色々と考えてみました。
やはり答えはないのですが、一つ言えるのは社会を変えていくためには、やはり少しの犠牲者が出てしまうということなのかなと思いました。
今は政府の女性社会進出後押しムーブメントもあり、ワーママワーパパにフォーカスが当たっていますが、本来であれば自分自身の健康問題、People with Disability、介護、と育児だけの問題ではないと思います。
どのような人であっても、週5日×8時間勤務をする前提での社会を作り上げるのではなく、一時的にキャリアをペースダウンすることも、時間を気にすることなく働くことも、各個人が自由に働き方を選べる社会になるのが一番望ましいのかなと思っています。
勝手な想像ですが、このブログの筆者の方の会社は、おそらく体調不良の場合の通院は週末に寄せたり、何が何でも週5日×8時間仕事をしないといけないという設計になっているかと思ってしまいますが、そうではなく、常に全員の人生の優先事項が仕事ではなくても認められるような世の中を作っていくというのが望ましいのではないかなと思います。
子育ても永遠に続くわけではありませんし、同じく介護の人も、人生における少しの間だけ育児や介護、その他の理由によって仕事をセーブしたいとなった時にその選択肢を少しでも取りやすくする世の中を私は望みます。
とはいえ、このブログの話に戻りますと、そのしわ寄せが全てこの筆者一人で対応することになってよいのかと言うと、そこはNOですので、やはり難しい問題ではあります。
また、会社も営利組織である以上は、仕事をしない社員をどこまでケアすべきかという議論をもちろんありますので、やはりここは国が多様性を認めるような社会づくりに向けた大きな一歩を考えてくれることを期待したいです。