元外資コンサルワーママの新生活@白馬

元外資系コンサルマネージャー。小2・小1の年子娘、柴犬・ゴールデンレトリバーを連れて憧れの白馬に移住。白馬村地域おこし協力隊。

「ライオンのおやつ」を読み、人生における犬の存在の大きさを再認識しました

書店でおすすめされていた小川糸さんの「ライオンの糸」を読みましたので、ご紹介します。

 


 


ちなみに私は書籍は断然【紙】派です。
理由は、まずは目への負担。仕事で一日中PCと向き合っており、少しでも画面を見ている時間を減らしたいという思いですね。
そして、二つ目は物語に入り込みやすいという点ですかね。紙の本を開いて読む、という手への感覚が物語に引き込めてくれるような気がします。
最後に持ち運び先で読みやすいということでしょうか。携帯で電子書籍を読もうとすると、ついついSNSを見てしまうという経験は皆さんないでしょうか。。また、私の一番の読書スポットは湯舟の中なので、電子書籍は少しこわいです。。(何度か本を読みながら寝落ちしそうになった経験あり)

 

とにかく、書店をふらふらと歩き回って、気になる本を手に取るというような本の選び方をしていますが、今回の「ライオンの糸」もそのような経緯で手に取りました。
※以前同じ小川糸さんの「ツバキ文具店」も読んだことがありますが、これも心があたたまる系の本だったと記憶しています。

 

余命宣告された女性が、人生最後の場として選んだホスピスで、同様の運命とたどる方々と人生を振り返っていくというお話になります。
確かに涙する場面はあるのですが(後半は割とずっと涙腺が緩くなってしまう)、暗いお話ではなく、どちらかというと「死」という側面はあまり強く出てこない、前向きなお話になります。

 

中でも個人的には主人公と犬の物語が心にささりまして、以前入居していた人が飼っていた犬が施設に住んでいて、ずっと犬が欲しかったけど飼えなかった主人公が最後に念願の犬との生活を楽しみ、絆を深めていくというサブストーリーがありました。
私も子供の頃ずっと犬が飼いたかったのですが、親が海外転勤族ということもあり、その願いがかなわなかった中での大人になってからの犬生活なので、主人公の気持ちがすごくわかりました。

犬のいる人生ってよく制限が多くなるといったように少しネガティブにとらえられがちですが、そのような制限が気にならないくらいやはり人生に彩りを与えてくれるのですよね。
個人的には人間の最大の成果はイヌのペット化だと思っています。

 

ちなみに小説を読んでいく中で想像していた犬はレトリバー種でしたが(写真は我が犬)、どうやらすでにドラマ化されている本書で出ているのは小さい白い小型犬のようです。



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想像とギャップがありすぎて驚きました。。

 

ということで、小川糸さんの「ライオンの糸」、人生を大切にしようと心があたたまる本としてお勧めです。